[ Takashi Machida Research ]


"相互反射を伴う物体表面反射特性の推定"

実環境に仮想物体を合成表示する複合現実感の研究において,より写実性の高い表現を行うために現実物体を仮想化することが有効となっている.特に物体の表面反射特性を仮想化することは実環境と仮想化された物体との間の陰影矛盾を解決するために重要である.この問題に対して我々は,物体の距離画像と表面のテクスチャ画像から物体の反射特性を密に推定する研究を行ってきた.しかし複雑な形状を有する物体に関しては,物体表面上での 次反射による相互反射の影響が生じ,物体表面反射特性の推定を正確に行うことは困難であった.そこで本報告では,物体表面における相互反射の影響を考慮して反射特性を推定する手法を提案する.具体的には,まず反射成分を物体面上の多くの点で観測するために物体の形状をもとに光の照射方向に関する照明条件を決定する.そして決定された複数の照明条件と計測データから物体表面における光の熱エネルギーの放射率(ラジオシティ)に基づき,表面の反射特性を物体面上の各点で推定する.実験では,推定された反射特性をもとに物体を合成することで,様々な仮想環境内の照明条件に対して忠実に物体を表現できることを示す

キーワード : ラジオシティ,相互反射,表面反射特性,全周計測レンジファインダ,複合現実感


実写画像 復元画像







[ Bunyo Okumura Research ]




[ Hironobu Fukutomi Research ]

“対話的な照明シミュレーション”

研究概略. 対話的な照明シミュレーション Movie ( 9.6M )
現実シーンを仮想で照明条件を対話的に操作する照明シミュレーションにおいては,シーン内の鏡面反射の存在が問題となる.本研究では鏡面反射を含むシーンの仮想化による対話的な照明シミュレーションについて述べる.現実環境の仮想化に必要なシーンの幾何形状は3次元形状計測装置を用いて取得し,シーンの反射特性は実写画像より推定する.実験では得られたシーンの幾何形状と反射特性を用いて現実環境を仮想化し,その照明条件が対話的に操作可能であることを示す.
キーワード : 仮想化現実,反射特性推定,照明シミュレーション